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のかなというような状態でした。
せっかくできたので続けたいというふうに思っているものですから、続けるためにはと言ったときに、団員の皆さんから、ほかの劇団の人たちに会ってみたいという声が上がってきまして、会ってみたいといっても、どことということがありますので、そういう趣旨で先ほど質問をさせていただきました。

 

○土井 
今、お話を伺っていて、最初に行動ありきというところから始まっているのはすごくすばらしいと思いました。山下さんもミュージカル専門ですので、また後ほどということになりますけれども、よろしくお願いしたいと思います。

 

○山下 
大変積極的な取り組みをされているということで非常に興味を持っているのでございますけれども、舞台写真を見ましてもなかなか本格的なもののようでございます。
1度そういうふうに手づくりでおやりになって、純血でおやりになった後、例えば振り付けに専門家を呼ぶとか、あるいはミュージカルとは何ぞやというのをしかるべき演出家なりを呼んでワークショップをやるとか、演技指導をするとか、それはいろいろの切り口があろうかと思います。私も土井さんが言われたのと同じように思ったんですけれども、それを自主事業としておやりになるというのは大変意義があることですね。実際にこういうふうに立ち上がる前にそれをやっても意味がないんですよ。一遍やみくもに何でもかんでもやってみる。しかも札幌でおやりになって、大成功じゃないですか。だから、そういう自信を踏まえて、次は専門家を1人でも2人でも呼んでディスカッションをする、あるいは実際に振り付けという演技指導も含めて、ステージングも含めてやってみる。それは偉い人が安く来てくれたらそれでいいわけですけれども、少なくとも第一線で活躍している振付家、演出家であれば、宮本亜門が来なくても、私は十分意義があると思いますし、土井さんはそういう人脈がたくさんある人だから。あるいは土井さんが行って振り付けを、ワークショップをやる、そういう意味では、彼女は専門家ですから。

 

○前田 
そういうおつき合いもどうぞよろしくお願いいたします。

 

○山下 
こっちからちょっとご質問というのか、ネットワークということに関しては、皆様総合的にはどういうふうに取り組んでおられますか。同じような規模の劇場が10カ所なら10カ所集まって、ネットワークを組んで1つの注文を出す−私がもし皆様の立場の1人だったら、そういう呼びかけをするかな。大阪ではメイシアターの荒起さんだとか、前田さんもその構想を十分お持ちなんですけれども、私どもがひょっとしたら脅威を感じるようなネットワークが公のホールの方々でできてくるのではないかと僕は思うんですけれ

 

 

 

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